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生きた芸術 外国を訪れるとき、多くの人々は寺院や美術館など、「場所」や「物」を見ます。「お祭り」を見ることができたら幸運と 言うべきでしょう。あるいは、講演会に出かけて話を聞くこともあるでしょう。しかし、禅や神道のような古い哲学に基ずく 生きた芸術、例えば茶道、舞踏、音楽、華道、武道などを真に理解することは非常に難しいことです。これらの芸術 は実践する人の体と心の中にのみ存在し、あとに何も残しません。しかし、これらの芸術の中にこそ文化の精神的源が 見られるのです。
絵画や彫刻、建築などの物的作品は、勿論文化遺産の一部です。しかしオリジンの場合、ほとんど「生きている芸術 とその実践」に焦点をあてています。そのような芸術が理解できたときはじめて、絵画や他の芸術が理解できるようにな ります。
以上のような理由から、私達は旅行者がなるべく早い時期にオリジン・プログラムを実践することをお勧めします。オリジ ン・プログラムは旅行者の皆様に知的技術を提供し、後に寺院や、様々な場所、村々を訪れたとき、理解を深め、か つ楽しむことが出来るようにプログラムされています。
現代人のための伝統芸術 日本やタイのような国では、外国人(同時に若い日本人、タイ人)にとって伝統芸術に接することが難しいことが問題で す。
いわゆる「ツーリスト・ショー」がありますが、この場合芸術の精神的価値は低められてしまいます。少し程度の高いもの として、芸術の「デッモンストレーション」がありますが、真の理解を得るための説明がありません。もっとも程度の高い例と して大学や宮廷で保存されたオーソドックスな伝統芸術がありますが、通常このような伝統芸術は一般には公開され ていません。
他にも問題があります。それは、アジアにおける伝統芸術の先生が、生涯を芸術にかける決心をしている子弟のみを教 えてきたことです。しかし現代人はそうはしません。芸術から何らか価値あるものを求めますが、その後は日常の生活に もどっていきます。今までは、そのような人々のためのプログラムがありませんでした。
このギャップを埋めるのがオリジンの目的です。私達は伝統芸術を、短期間で、しかもその高い水準に忠実に、そして現 代人に理解できる方法で紹介します。
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