My Style

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私のスタイル

私は正式に書道の訓練を受けたことがありません。すべて自分のコレクションの 作品を写すことで書道を学び、その過程で自分のスタイルを創りだしました。そ のスタイルとは、日本の書道を数世紀にわたって支配してきた二つのスタイル、 すなわち文人風と宮廷風を混合したものです。

文人スタイルは文字通り文人の書くスタイルで、古書や詩文、哲学書の模倣 を重視しています。しかし同時に、幅のある筆の運びを使う個性的で、自由な 筆法でもあり、多少の荒々しさや、墨の飛沫などは気にしません。このスタイル は中国と日本の文人が自分たちの哲学を表現するために使ったもので、今日 でも主要なスタイルとなっています。

一方、古い日本の宮廷は和様と呼ばれる洗練された書道を発展させてきまし た。通常、金銀や雲母で繊細な彩色を施した色紙に書くこのスタイルはエレガ ントで様式的です。当時発展した能楽や茶道のグラフィック版であるといえるで しょう。

今日では、和様宮廷風スタイルの影響を受けている書家はあまりいませんが、 私の場合はそれが一つの特徴となっています。金銀の紙に書くかわりに、伝統 的痳派の絵の技術をかりて、金や銀を書の中に入れます。

紙は、琳-和様スタイルに適した表面を出すため、紙は特別注文したものを使い、墨と 色を混ぜて使います。そして筆をとるとき、その時点で宮廷スタイルは背後に後 退し、文人スタイルの要素が表に出ます。テーマは歴史的な由来のあるもの、 あるいは自分や友人の個人的思い出につながるものから選びます。そして、私 の手にした筆は自然に動き出します。

私は通常、一枚の紙に一字を書きます。しかし年賀状などのように一度に数 百枚書くときは小さいフォーマットを使って書きます。書く漢字は様々ですが、 好きなテーマは風、愛、 篪 などです。そのほかにも、その場で瞬間的に思いついたテーマや友人のアイデア を借りたりして、情、魔、雷、麒麟、龍、勝などの字を書きます。

それぞれの作品は、友人と過ごした特別な一夕を表現しています。同時に、そ れは少年の頃から日本や東アジアで過ごしてきた私の人生観の表現であり、 また、書道や絵画、伝統芸術の中に表現されている思想や哲学を通じて経 験した人生を表現しています

米庵による文人スタイル

和様スタイルの掛け物

鵬斎による 文人 スタイル